●語句と発音
スピーカーボタンをクリックすると、音声を聞くことができます。 語句の意味を確かめ、ロシア語で正確に発音してみましょう。 頭部の画像がついている音は、赤色部分の舌の位置に注意して発音しましょう。
Москва
意 味
モスクワ。
この単語では「а」にアクセントがあるので、「а」の部分で強く長めに発音します。
アクセントの直前の「о」は、口を小さめに開けて、「а」のような音で発音しましょう。
москвич
モスクワっ子(男性)。
この単語では「и」にアクセントがあるので、「и」の部分で強く長めに発音します。
москвичка
モスクワっ子(女性)。
Екатеринбург
エカチェリンブルグ。
この単語では「у」にアクセントがあるので、「у」の所で強く長めに発音します。
語末の「г」は、声帯を震わせず、 [ k ] と発音しましょう(無声化)。この単語のように、1文字めの「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、舌と「口の天井」(口蓋)との間を狭くして、摩擦音を添え、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
また、5文字めのように、子音の後の「е」にアクセントがない場合にも、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
из Екатеринбурга
エカチェリンブルグから。「из」は前置詞で、ここでは「○○から」という意味です。「из」に続く名詞は、語末が子音であれば、「а」を付けて使います。
мой / моя / моё / мои
私の。それぞれの語の使い方けについては【文法と抑揚】のページを参照してください。
「моя」、「моё」、「мои」では、3文字めにアクセントがあるので、最後の部分で強く長めに発音します。
друг
男友達[ボーイフレンド]。
語末の「г」は、声帯を震わせず、 [ k ] と発音しましょう(無声化)。
подруга
女友達[ガールフレンド]。
маленький / маленькая / маленькое / маленькие
小さい。それぞれの語の使い方けについては【文法と抑揚】のページを参照してください。
この単語では1つめの「а」にアクセントがあるので、「а」の所で強く長めに発音します。
4文字めのように、子音の後の「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
экскурсия
見学[観光旅行]。
красный / красная / красное / красные
赤い。それぞれの語の使い方けについては【文法と抑揚】のページを参照してください。
площадь
広場。
この「о」にアクセントがあるので、「о」の所で強く長めに発音します。
「щ」は、舌の先と「歯茎」との間を狭くして、唇を左右にあまり引っ張らずに発音します。日本語の「シ」をそっと長めに出す音に似ています。
Кремль
(モスクワの)クレムリン宮殿。小文字で「кремль」と書いてあれば、(古代の)城塞のことです。
「л」は、舌の先を上の前歯の「歯茎」につけて発音します。ここでは「ль」となっているので、唇を左右に引き、舌の前の方を「口の天井」(口蓋)の前部に近づけて発音しましょう。(「ь」は「軟音記号」です。)
собор
大聖堂。
この単語では2つめの「о」にアクセントがあるので、2つめの「о」で強く長めに発音します。アクセントの直前の「о」は、口を小さめに開けて、「а」のような音で発音しましょう。
фото
(口語で)写真。「фотография」(写真)のことです。
сегодня
今日。
この単語では「о」にアクセントがあるので、「о」の所で強く長めに発音します。
「г」の文字は、普通は [ g ] と読みますが、この単語の場合は、 [ v ] と言いましょう。
далеко
(述語として)遠い。
子音の後の「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
недалеко
(述語として)遠くない[近い]。
2文字めのように、子音の後の「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
уже
もう[すでに]。
слева
左側に[左側から]。
この単語では「е」にアクセントがあるので、「е」の所で強く長めに発音します。
справа
右側に[右側から]。
Привет!
やあ! 家族や友達へのあいさつです。
Как дела?
調子はどう? 家族や友達に対する言葉です。「дело」(用事)の複数形を使った表現です。
この表現では、3文字目の「к」のところで声帯を震わせ、[ g ] と発音します(有声化)。有声化のそのほかの例については[資料]ボタンからご参照ください。
「дела」の方は、「а」にアクセントがあるので、「а」の所で強く長めに発音します。
Здравствуйте!
こんにちは。 丁寧な言い方のあいさつです。
「а」にアクセントがあるので、「а」の所で強く長めに発音します。
「вств」の部分では「в」を読まず、[ stv ] と言います。
Как вас зовут?
あなたのお名前は? 直訳すると、「どのように/あなたを/(人々は)呼んでいますか?」という意味です。
「у」にアクセントがあるので、「у」の所で強く長めに発音します。
Меня зовут Катя.
私はカーチャといいます。 直訳すると、「私を/(人々は)呼んでいます/カーチャと」という意味です。
「меня」のように子音の後の「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
Очень приятно!
はじめまして。
「очень」のように、「о」にアクセントがある場合には、唇をすぼめるように丸くして、舌を「奥の方」に少し引き、肺から呼気を押し出すように発音します。
3文字めのように、子音の後の「е」にアクセントがない場合には、「イ」に近い音で言います。ただし、唇を左右にあまり引っ張らず、ゆるめて発音しましょう。
「нь」の部分は、唇を左右に引き、舌の前の方を「口の天井」(口蓋)の前部に近づけて発音しましょう。(「ь」は「軟音記号」です。)「приятно」の方は「я」にアクセントがあるので、「я」の所で強く長めに発音します。アクセントのある「я」は、唇を左右に引き、舌の前の方を「口の天井」(口蓋)の前部に近づけて発音しましょう。
как
どのように。(感嘆文で)なんと。
「а」は、口を大きく開け、舌を「下の方」に位置させて言ってみてください。
Можно?
してもいいですか[可能ですか]? 述語として使います。
アクセントの直前の「о」は、口を小さめに開けて、「а」のような音で発音します。
Конечно.
もちろん。
「Конечто」の「ч」の部分は、「チ」とは読まず、「хорошо」の「ш」のような音で読みます。
Покажи!
見せて! 「те」をつければ、「Покажите!」(見せてください!)、と丁寧な言い方で依頼することができます。
この単語では最初の「и」にアクセントがあるので、「и」の所で強く長めに発音します。
Пожалуйста.
どうぞ。
この単語では最初の「а」にアクセントがあるので、「а」の所で強く長めに発音します。
Пойдём!
行こう! 「те」をつければ、「Пойдёмте!」(行きましょう!)、と丁寧な言い方で誘うことができます。
「ё」にアクセントがあるので、「ё」の所で強く長めに発音します。アクセントの直前の「о」は、口を小さめに開けて、「а」のような音で発音しましょう。
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