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もっと学びたい人へ(2)

 


第2課では,動詞シルシ形スル・シタ式について学びました。

◇ [動詞シルシ形] スル・シタ式

その中で,現在・過去・未来・完了の4つの時間のシルシについて見ましたね。

◇ 時間のシルシ

ここではまず,完了の時間のシルシ‘-me-’について,もう少し詳しく見ていきましょう。

それからもう一つ,単純現在の時間のシルシ‘-a-’についても一緒に見ましょう。


 

◆ 完了の時間のシルシ‘-me-’

 完了の時間のシルシ‘-me-’は,動作が完了し,その時点で完了した状態が続いている場合に使われるシルシです。動詞本体‘+ kaa’〈座る〉と,‘+ vaa’〈着る〉を例に,現在・過去の時間のシルシと比較して確認しておきましょう。

 なお,3人称単数の主語のシルシ‘a-’と完了の時間のシルシ‘-me-’が繋がった‘ame-’は,一体化して,‘ka-’となる場合もあります。

 

◆ 単純現在の時間のシルシ‘-a-’

 時間のシルシ‘-a-’は,「~する」という単純現在の表現に用いられます。現在のシルシ‘-na-’を 「~している」という進行の表現に用いて,この‘-a-’と区別する場合があります。

 また,この‘-a-’は,時間に捉われない事実を表わす際に用いられることもあります。新聞の見出しなどがそうです。

 この時間のシルシ‘-a-’は,母音であるため,主語のシルシと縮合してしまうことが多々あります。上の例もそうですね。‘afariki’の‘a-’は,主語のシルシ3人称単数の‘a-’と,単純現在の時間のシルシ‘-a-’がくっついたものです。

◇ 主語のシルシ + 単純現在のシルシ

 第2課のスキットで,このようなセリフが登場しましたね。

 この動詞シルシ形‘Naitwa’の始めの‘na-’は,このスキットでの場合,主語のシルシ1人称単数の‘ni-’と,時間のシルシ現在の‘-na-’がくっついたものであると説明しましたね。

 この‘na-’が,主語のシルシ1人称単数の‘ni-’と,単純現在の時間のシルシ‘-a-’がくっついたものである場合もあります。

 どちらであるかは,文脈で判断する必要があります。


 

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