もっと学びたい人へ(7)
第7課までに,名詞クラスのクラス3からクラス8までのシルシを見てきましたね。
この内,名詞クラス3/4とクラス5/6のシルシは指大詞のシルシ,クラス7/8のシルシは指小詞のシルシになります。以下で見ていきましょう。
また,シルシ‘ki-’で, 「~風に,~流に」 という意味の副詞を作ることができます。これについても一緒に見ておきましょう。
◆ 指大詞(名詞クラス3/4・5/6)
名詞クラス3/4とクラス5/6のシルシは, 「大きい」 や, 「異様な」 といった指大詞の意味を表わすこともあります。
例2の名詞クラス3/4で,‘mjitu’,‘mijitu’の間に‘-ji-’が入っているのは,他の語と同じ語形にならないよう,区別するためです。
◆ 指小詞(名詞クラス7/8)
名詞クラス7/8のシルシは, 「小さい」 や, 「かわいい」 といった指小詞の意味を表わすこともあります。また,後の課で学ぶクラス11のシルシ(→第8課)も,「細長い」といった意味を表わしたりします。
例1,例2の名詞クラス7/8と11で,それぞれ語の間に‘-ji-’が入っているのは,指大詞の例と同様に,他の語と同じ語形にならないよう,区別するためです。
◆ ‘ki-’(~風に・~流に)
シルシ‘ki-’で, 「~風に,~流に」 という副詞を作ることができます。
また,これらの内,‘lugha ya ki~’〈~風,~流の言葉〉 という意味から独立した言語名が,クラス7の名詞として使われます。
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